u-Beauty’s diary

ビューティサロンの経営者や美容師向けの情報を提供します

美容皮膚科の経営戦略について

こんにちは、u-Beautyです。

お正月も3日目。いかがお過ごしでしょうか。

今日は美容皮膚科のお話です。


 

美容皮膚科の経営に頭を悩ませていませんか?
経営戦略を知り、業績アップを目指しましょう!


初めて美容皮膚科を設立する多くの人は、創業時に多くの構想と経営計画を持っています。
しかし、それらの計画は往々にして理想を追い求め過ぎていることが多く、実際に営業が始まると、あらゆる問題に直面します。
そして問題に直面した時、ターゲット市場が悪い、施術メニューが悪い、スタッフに問題があるせいだと粗探しをし始めますが、自分自身の問題については目を背けがちです。

確かに皮膚美容というこの事業は、いついかなる時代においても受け入れられやすく、経済成長に伴い人々の生活水準が高まり、生活が日々変化していく中で、美を求める人は増え続け、減ることはありません。
また、皮膚美容は習得しやすく、開業しやすい業種でもあります。
しかし、自身が良いと思ったり、単に好みの施術メニューというだけでそれを導入し、やみくもにこの業界に入ってしまうと、あるとき突然「開業を急ぎすぎた、単純に考えすぎた」と、悟る時がきます。

多くの美容皮膚科が直面する問題は次の通りです。

 

【美容皮膚科が直面する問題】

  • 入店率が低い(入店者数が少ない)
  • メニューが雑多で、目玉となる施術メニューがない(需要が多くメニュー数も多いのに、不足を感じる)
  • サービスが追いつかない(リピート率が低い)



失敗の原因究明に長けている人は多くおり、それ自体は良い事なのですが、恐ろしいことに、それより更に多くの人が「なぜそうなったか」が分かっていないと言うのが現実です。

現在の美容医療市場全体を分析すると、各クリニックの同質化が深刻なことが見て取れます。
多くの美容皮膚科が他店と違う希少性を出すため、次第に韓国式美容皮膚科へと変容しており、この競争激化の時代において、突出した差別化を図り、オリジナリティを起こそうと躍起になっています。
では、美容皮膚科はどのようにしてオリジナリティを出すべきなのでしょうか?

 

美容皮膚科はどのようにしてオリジナリティを出すべきか?

 

1.施術メニューに少し手を加え、業績アップへ繋げる


施術メニュー決定の際は、ターゲット層とする顧客が「このメニュー」、もしくは「この製品」を求めて来店するだろうということを念頭に置いて考えます。
つまり、顧客がそれを求めて来店するような、強みのあるメニューを選ぶのです。

美容医療業界の中には、ニキビ治療・保水治療・シミ治療・再生医療など、多くのサブカテゴリーがあり、それぞれブランド化もされています。
しかし、既存カテゴリーの中で、新しくオリジナリティを出すことも十分可能です。

保水治療ひとつ取っても、その中でさらに細分化されているので、どういった症状かという事だけに関わらず、症状の改善方法やトータルアドバイス等で、オリジナリティが出せるポイントは多々あります。

例えば皮膚トラブルでも、敏感肌治療、赤ら顔治療、湿疹治療など、多岐に渡ります。
肌質の違いによっては、施術内容がダーマペン、水光注射などに分かれます。
なので、少し手を加えるだけでオリジナリティが出せるポイントは多々あると言って良いでしょう。
重要なのは、どのようにしてクリニックのブランドを、ひいては他社と差別化した経営を知ってもらうのが、自身のクリニックに一番合っているのか?ということです。

 

2.認識の誤りを正し、カテゴリー強化で競争力を上げる


以前、「宣伝」とは、「店舗を宣伝すること」と捉えられがちで、施術メニューの特性は見落とされがちでした。
組織に属さず生き残る方法を考え、多くの人が単独運営を選びました。
この方法を取れば一時的に業績はアップし、利益向上につながります。
しかし、結果として短期的に業績が上がったのち、成長は滞り、再び厳しい状況に陥ってしまいます。

あなたが現在身を置く環境モデルやビジネスモデルは常に変化しています。
過去の知識や経験に囚われていると、すぐに立ち行かなくなります。
業界トップになりたいのであれば、経営戦略を変え、ビジネスモデルを変えることが必要です。過ぎた過去に囚われすぎてはいけません。

ビジネス環境は変わり、ビジネスモデルも変化しているのに、昔のままのやり方で経営を行えば、すぐに問題に直面します。
言い換えれば、短期的なビジョンをやめ、長期的なビジョンでビジネスモデルを構築すれば、オリジナリティを身に付けることも可能です。
現状、既に様々なカテゴリーに細分化されたブランドが乱立しており、例えば○○保水ケアクリニック、AGAクリニック、脱毛チェーンなどがあります。
このカテゴリー細分化の公式は以下のようになると考えられます。
 

強みのある製品(ブランド認知度/機能等) + 大カテゴリー = 細分化された小カテゴリー


例えば、「Aブランド保水ケアクリニック」という店があり、Aブランドの一押し訴求が「保水」であったとします。それをこの公式に当てはめて考えると、

 

保水+スキンケア=Aブランド保水ケアクリニック

となるわけです。
そして、その後も継続的に掘り下げを行い、勉強を怠らなければ、カテゴリー内でポテンシャルを発揮することができるでしょう。
消費者の需要に基づくカテゴリーの差別化はビジネスをより面白くし、もし保守的で認知度の下がったブランドがあれば、新しい市場で独自の差別化を図り、仕組みを淘汰し、ブランドを育てることもできると考えます。

 

まとめ

 
要するに、美容皮膚科/整形再生医療の中核は、年単位でのサービス項目の管理にあります。
国内企業も消費者も、投資効率の高さと収益回収率を重視しており、これは、この業界がまだ未成熟な段階にあることを示しています。
ここから業界が成熟していく過程で、競争力に欠ける多くの組織が淘汰されることでしょう。
しかし質の高い組織も数多く出現することでしょう。
注目に値するプロジェクトが次々と起こっており、美容業界はまだ活発に成長していることを示しています。
こういった注目を浴びるプロジェクトをなるべく多く掴み、組織が高いブランド力を確保できるように取り組みましょう。


 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

明日は仕事初めの方も多いのでしょうか。

今年もがんばりましょう!

 

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